玄猪
亥の月の最初の亥の日、亥の刻に行われた「玄猪の祝い」で平安時代に宮中の年中行事の一つとして取り入れられた。
猪は子供を多く産むため子孫繁栄の象徴であり、家系継続のための大事な日とされる。
多産の猪にあやかり子孫繫栄 五穀豊穣 無病息災を祈願した。亥は陰陽五行説で「水」にあたり火災を逃れる意味を込めその日にまつわる道具の準備をする風習がある。茶道の世界では「炉開き」の日とされている。
「玄猪包み」とは
この時期宮中や武家において家臣に亥の子餅を渡すとき、子孫繫栄、五穀豊穣の意味を込めいちょう飾りにする。いちょうは鈴なりに銀杏を実らせるので子孫繫栄や五穀豊穣の意味を持つ。